アーチェリーは洋弓とも呼ばれ、弓で的を射抜くスポーツです。的には場所に応じて得点が記載されており、的に中心に近づくほど高得点が得られます。また、レベルに応じて的までの距離も変わるので、初心者でも気軽に楽しむことができます。アーチェリーは世界中で広まっており、オリンピック競技としても人気があります。日本の弓道と異なる点は、弓に補助器具が着くことです。また、構え方や得点の計算方法なども大きく異なっています。競技人口は発展途上にありますが、年齢や性別に左右されないため趣味としての注目度が高まりつつあります。弓を引く力も、思ったほど必要ないのも魅力の一つです。
アーチェリーは地域の洋弓場や森林公園の専用施設などで楽しむことが出来ます。道具も借りられるので、手ぶらで行って楽しめるのも嬉しいポイントです。初心者であれば服装なども自由で、初期費用が殆どかからないわけです。アーチェリーは競技人口が比較的に少ないので、少し上達すれば地域の大会などに参加できるようになります。実際、初めて2〜3年の人がかなりの割合を占めます。アーチェリーには特別な腕力や筋肉は必要ありませんが、代わりに強靭な体幹を必要とします。但しこれも、練習を重ねるうちに鍛えられていきます。体幹が鍛えられることで、歪みが矯正され姿勢が良くなります。姿勢が良くなることで背筋が伸び、動作が美しくなる効果が得られます。
アーチェリーを本格的に始めようと思ったら、道具なども揃えてみるのが良いと言えます。自分の弓や矢を使うことで、道具に愛着を覚えるようになります。但し、初めのうちは備え付けのレンタルを利用して、自分にとって適切な道具を判断してもらうことが大事です。インストラクターは、道具選びに関してもアドバイスしてくれます。アーチェリーは競技として楽しめるだけでなく、矢を放つことによりストレス解消にもつながります。その上、放った矢が思い通りに的に当たれば、達成感を感じられるわけです。矢を放つ音や的に当たる音を聞くだけでも、心が落ち着いたり高揚したりします。
各地の森林公園には、アーチェリー場が設置されることが多くなっています。豊かな自然の中で、思いっきり弓を放てるのは爽快な気分です。的に当てるには集中力が必要なので、練習を重ねることで集中力も身につきます。それは勉強や仕事にも役立つものです。このように、アーチェリーは身体が鍛えられるだけでなく、精神的にも鍛えられるスポーツと言えます。